2024年エールフランス航空のスーツケース破損体験記
東京(羽田空港)、パリ(シャルルドゴール空港)の直行便があるエールフランス航空(Air France)に久しぶりに乗ったのですが、なんと帰りの便で手荷物預けにしていたスーツケースが破損していました。。想像以上に対応に時間や労力がかかったので、その時の体験談を中心にご紹介します。(2024年)
破損したスーツケースの状況
昨今、ウクライナ・ロシア戦争によりヨーロッパ行きのフライトはロシア上空を回避していることからかなり時間がかかっています。パリ→東京はロシア下の中央アジア上空を飛ぶので行きのフライトよりは若干短いものの12時間くらいはかかります。
食欲もなかったし、すっかりヘトヘト。天井をぼんやり仰ぎながらベルトコンベアから出てくるスーツケースをかなり長いこと待って、ようやく見つけた!と思ったらこんな状態の姿になっていました。
キャリーの取っ手部分の根本が折れ曲がってます。
「むーん?まー、転がせるしいいや。」とベルトコンベアから下ろし、流れ作業的に税関エリアへと向かいました。
でもこれが全ての間違いだったのです。。!
空港を出てしまい、その場で航空会社に破損を連絡できず。。
スーツケースが破損したことに気づいたら、なるべく早急に(空港内で!)航空会社へ連絡する必要があります!
その理由は時が経つほど面倒になるから!!デス。
税関を通過してしまうと即対応してもらえないから、スーツケースを受け取ったその場で直ぐに確認し、バゲージクレームに行きましょう!
しかし、今回はフライトがかなり長く疲れたのと夜到着が重なったこともあり、私はキャリーの取っ手の異常をそこまで気にすることなく先を急いでしまい、税関を通過してしまっていたのでした。。
気づいたのは空港から出ているシャトルバスに乗る時。
バスのスタッフさんに「あれ、取手が畳まらないですね。。?」と言われて「え????」となりました(゚Д゚;)
取っ手の根元が曲がっているせいでキャリーの中に戻らなくなっていました。
取っ手が畳まらないスーツケースは、危ないし周りのバゲージに迷惑をかけることになるので本当は良い状況ではありません。
やはり、このままでいいワケがない。
さて、ここからは、破損したスーツケースを如何にして無償で直してもらうかの話しをしていきたいと思います。
破損スーツケースの補償手続き
スーツケース本体が割れているとかではなかったので、とりあえずこの日はこのまま帰宅し、翌日から保証についていろいろ調べました。
スーツケースが渡航中に破損してしまった場合、大きく2通り保証してくれる先があります。
スーツケースを壊した当事者である航空会社か、クレジットカードに付帯している旅行保険か。
エールフランスの対応について
エールフランスのサイトは外国語仕様になっているので、そもそもスゴク見づらいのですが手荷物に関するトラブル対応依頼はサイト内の「手荷物追跡・クレーム・補償」というページに記載されている。
手段は状況により2つあるようです。
- まだ空港内にいる場合は、エールフランス航空手荷物サービスまで行く。 手荷物不正報告書が作成され、修理に必要な情報が提供され、書類番号が付与されるそうだ。
- 空港を離れた場合は、手荷物を受け取った日から7日以内に、補償の申請をするためにサイトの申請フォームから問合せる。
私は空港を離れてしまった②に該当するので、帰宅した翌日にWEBサイトからクレーム申請しました。サイトにはこの3つの情報が必須となっています。
- 搭乗券または航空券
- バゲージタグ
- 鞄の修理見積書または修理不能確認書
私の場合は、まだ修理の見積とかはしていないのでとりあえず、航空券NOとスーツケースの破損箇所シャメ添付で申請しました。
クレジットカード会社の対応について
さて、何日たってもエールフランスからレスが無いので、なんだか心配とソワソワが止まりませんー。。
クレジットカードに付帯している旅行保険宛てにも同時並行で問合せをしてみました。
今回、航空券をセゾンアメックスゴールドカードで決済していたので、旅行保険が自動的に付帯。
クレカサイトに記載されている電話番号にかけたところ、結論、補償内容がビミョウ。。ということが判明。
ココがデメリット
- スーツケース購入日から減価償却された金額が保証上限になる
- 修理する選択肢しかない
- 免責費用として3,000円実費負担になる
スーツケースを買ったのは何年も前なので保証上限はかなり低くなりそうだし、そもそも3,000円もかかるなら諦めて買い替えたほうがマシじゃーん、、という内容でした。
↑今回使っていたスーツケースは、1万円もしないもの。
というわけで、エールフランス航空からのレスをもう少し辛抱強く待つことにした。
クレジットカードの付帯保険では、カード種類によって補償額が少なくなる可能性があります。よく確認することが必要かも!
エールフランスの対応についてー連絡きた!
エールフランス航空に問合せをしてから3週間が経過したころ、遂に!レスが来ました!!
へー。スーツケース新品交換とかをやや期待していたが修理というわけですね。👀
まあいいか。今回の破損状況では修理しか選択肢がないということか。でも無償でやってくれるということなのでありがたく利用することにしました~。(人''▽`)
メールに添付されていた指示書pdfをプリントアウトし、記入したものをスーツケースの中に貼って着払いでヤマト運輸さんに集荷に来てもらいました。
メールに記載されているヤマト運輸の集荷フリーダイヤルは固定電話しかつながりません!携帯電話用の番号は公式サイトに記載されてます
あとは、修理業者さんからの連絡を待つばかり。
と、1週間ほど経ったある日、突如として大きなダンボール箱の荷物が我が家に届いたのでした。
そんな大きな荷物を最近購入した覚えがなかったので訝しげに見ていたところ、宅急便さんが
「これ、この間の修理スーツケースですね!」と仰ってくれたので、やっと理解しました★
(ヤマトの宅急便さん、よく覚えていらっしゃる✨しかもこの一言嬉しい✨)
というわけで、すっかり取っ手のバーが新品同様になったスーツケースが戻ってきましたー!!👏
数日経っても、エールフランス航空からも修理会社からも連絡は無かったので、たぶんこれでめでたしめでたし。。!
スーツケースが破損した時の対応ポイント
海外旅行に何度か行っている中でスーツケースが壊れた経験はこれで2度目。
(前回はアメリカ帰路のデルタ航空で、完全大破&ラップグルグル巻きでした。。ww)
意外と確率高いな、というか、ロストバゲージ以上にスーツケース壊される確率の方が高いな、という印象でした。
以前、海外の乗り継ぎ空港でぼんやり窓の外を眺めている時(たしか、それはロシアとアメリカだった)、飛行機からスーツケースをジャンジャカ投げ飛ばしながら積んでいるスタッフを見かけてビックリ仰天した記憶があります。
荷物の扱いはお国柄が出るようですね。。トホホ(;^_^A
というわけで、スーツケースが破損した時、意外と辛いのはこれでした。
- スーツケース破損は精神的ダメージが意外とある
- 空港を出てしまうと、後日対応がいろいろ面倒
- 帰国日からスーツケースが治るまで、約1ヵ月もかかった!!
帰国してからまたすぐにスーツケースを使う可能性が高い場合は、対応や修理を待っていられない状況ですね。かといってエールフランス航空側で細やかな対応をとってくれる感じではなかった(かなり機械的。。)ので、私の結論!
どんなに疲労していても、空港のベルトコンベアからスーツケースを取り出したら、素早く破損有無を血眼にチェックすべし!
そして破損していたら、速攻近くのスタッフに声掛けし、航空会社のクレームカウンターに向かいましょう!
この記事が誰かのスーツケース破損時の情報源になれば嬉しいです🌸
スーツケースを長持ちさせるアイデア商品(PR)
先に言っておきます。値段は高くてもスーツケースは消耗品です!
安くても高くても、スーツケースは破損すると悲しいもの。。(捨てようとすると粗大ゴミになるし何かと面倒)
スーツケースの道中を少しでも守って寿命を延ばしてくれるような様々な商品があるので、簡単に紹介します。
スーツケースカバー
スーツケース全体をカバーする商品。道中ではもちろん自宅での保管時にもホコリや乾燥・湿度から守ってくれます。
キャスターカバー
キャスターって意外とヘタるんですよね。箱はまだまだ元気なのにキャスターだけ先に壊れちゃうと凄くへこみます。。
その原因はやはり重みによる負荷とアスファルト舗装での振動。
そこを少しでも和らげるのがキャスターカバーです!
※しかし、どのメーカーであってもキャスターカバーが利用できるスーツケースはダブルホイールキャスターのみです!ワンホイールキャスターには装着できませんぞ!
ベルト
100均で買ったスーツケース用ベルトは300円商品だったにもかかわらず、行きの便で既に吹っ飛んで消えていました。
300円無駄だった
スーツケースは中身の重さが増えてくると、真ん中でホールドしてくれるベルトが有る無しでかなり安定感も変わります。
目印にもなりやすいし、なるべくベルトは付けておいた方がおすすめ。
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