昨夜の雨雲はすっかり消え、朝から暑いと感じるくらいの気温になっていました。
今日は半日ウィーン市内の主要所を全てまわり、
夜はオペラ鑑賞というハードスケジュール。
日中は現地ガイドのトニーさんが付いて下さり丁寧な説明をしてくれました。
しかし、トニーさんのガイドは英語。しかも日本人向けのガイドは初めてとのこと。
私は急遽撮影と通訳を兼任することに。
(この日、撮影(動き回る)と通訳(ほぼ固定位置)の同時進行はかなり難易度が高いことを私は実感するのであった。とってもよい経験!)
ここで、シュテファン大聖堂のすぐ側にあるカフェ「aida」で休憩。
ピンク色で統一された店内装飾と、スタッフの制服が可愛い。
アイーダは地元展開のチェーン店のようですが、お菓子の取り揃えが豊富で値段も観光地にしては優しめ。
私は「モーツァルトケーキ」を注文。ザッハトルテ系のチョコケーキの間に緑色のマジパンの層がある。
マジパンが緑色な理由は不明だが、味はとても美味しかった。これは是非日本でも食べたい。
店舗情報
- 店名:Cafe-Konditorei Aida
- 住所: Singerstrasse 1 | Moskva, Vienna 1010, Austria
ウィーンのお菓子はフランスやイタリアの菓子より若干甘さ控えめで、日本の洋菓子に比較的近い味付けに感じる。
頭痛も鼻血も心配いらないかも!?
さて、カロリー摂取したのでまた散策としよう。
ウィーンはとても歴史のある街なのだけれど、
建物や道がどことなく新しく感じる部分もある。
ガイドを聞くうちに納得。
解説のなかには、オスマントルコ、ソ連、ドイツのワードがとにかくたくさん出てくる。
たくさんの戦争、特に二度の世界大戦でウィーンは壊滅的な被害を受けたのですね。
内陸国の大変さをつくづく感じる。
そういった解説を聞く時はいつも胸が痛くなったけれど、トニーさんの解説は「自分達がこの国と文化に誇りを持っているからこそあらゆる困難を乗り越えて平和を勝ち取った」というニュアンスの言葉で締めくくられていた。
その土地で生きてきた人や民族の言葉はいろいろな意味で胸が熱くなり、また同時に考えさせられることが多い。
宮殿や美術館をひと通り巡った後は、100年以上回り続けているという大観覧車を乗りにプラーター公園へ。
ここでは、64.75メートルの上空からウィーン市街のパノラマをゆっくり楽しむことができる。
この遊園地は東京で例えるなら花やしきみたいな雰囲気なのでしょうか。ちょっぴり鄙びた雰囲気で地元に愛されているのが伝わってくる良い遊園地でした。
ここでホテルに戻り一休み。
話はやや飛ぶが、夜のオペラはとにかく最高だった!
座席には小さな翻訳パネルがあり、歌詞やセリフを英語で流してくれるので
ストーリーにもついていくことができる。(翻訳は2,3ヶ国語選択できるが日本語は無し)
そして、オペラには着物で行ったのだが、これは正解だった。
若い人から年配の方まで、西洋人のドレスの着こなしはあまりにもキマリ過ぎていて、
到底あのレベルに勝てるわけはない。
逆に和服は日本人しか似合わないので見劣りすることはまずない。
記念写真を頼まれることも多々あり、コミュニケーションツールとしても役立つ。
でもいつかロングドレスをサラっと着れるような人になってみたいなと、ささやかな思いを胸に秘めたのでした。
ウィーンの街はこれでお別れ。
次の日から列車でザルツブルグへ向かいます。
続く。。。