念願の素敵なお庭に向けて!格安で初心者でも簡単に敷けた芝生を貼る作業~から年間のお手入れまで、我が家の記録を紹介します。
これから庭に芝生を敷きたいと思っている方の参考になればうれしいです!
庭スペースの土壌流出防止に芝生がオススメな理由
もしお家の庭エリアが土丸出しの状況だったとしたら、その状態はあまりオススメできません。
我が家も引っ越した時の庭の状況は土がさらけ出ている状態でした。
手強い高身長な雑草の除去や切り株の伐根作業、残されたレンガや花壇の掃除に時間を要してしまったので、半年間は土がサラけ出ている状態だったでしょうか。
その期間に悩まされたのは大きくこの3点です。
お悩みPOINT
- 地面が茶色なので空間全体が暗くなる
- 雨が降ると地面がすぐにぐちゃぐちゃになる
- 地面がテゴボコになりやすい
特に問題なのが、雨。雨が降るとあちこちで水たまりがすぐに出来て、雨が止んだ後もしばらく残ってしまう。さらに周りの地面もぐちゃぐちゃしているのでサンダルがいつも泥だらけ。。。地表が乾くのに数日かかっていました。
地面もデコボコで水平がとれていないので、斜めになっているところは泥が溜まり、さらにデコボコが悪化するという悪循環に。。
こういった状況を改善するために、庭の地表は何らかの形で舗装する必要があります。
ガーデニングや庭仕事が苦手な方であれば、石畳やコンクリートなどで舗装する選択をとるかもしれませんが、我が家はガーデニング好きだしお庭を自然なかたちに仕上げたかったので、念願のグリーンガーデンを目指し、芝生で舗装するすることにしました。
1年中芝が綺麗な庭にする3つの方法
アメリカの郊外の大きなお家のように、一面が芝生のお庭って憧れますよね。
庭の芝生をグリーンにするためにはいくつかの方法があります。
①自然芝「高麗芝」を敷く
高麗芝は5月頃になるとホームセンターでタイル状に売られている一番メジャーな芝。冬は枯れるけれど春~夏に育つので夏芝とも呼ばれる。
日本に自生している日本芝なので、よほどメンテナンスをサボらない限りはトラブルなく定着してくれる。
メリット
ホームセンターでも売っているので手頃価格で買いやすい。病害虫にも強いので育てやすい。
デメリット
冬期は枯れるので茶色い時期がある。
冬枯れしてしまう時期はあるけれど、そこまで気にならないのであれば一番コスパが良いのが高麗芝のようです!
②自然芝「西洋芝」を敷く
西洋芝は常緑であることが魅力ポイント。比較的涼しい気温で成長するので冬芝と呼ばれることもあります。
その名の通りアメリカやヨーロッパの冷涼地域に分布している種なので、耐暑性は低いけれど耐寒性は高い。
メリット
気温の低い北海道と東北地方には合っている。高麗芝より青みのある色が美しい!
デメリット
夏の暑さや湿気に弱いので関東以西は枯れやすい。成長スピードが早いのでこまめな管理が必須
日本の風土に合いづらいかもしれないけれど、こまめなケアと気温がフィットすれば1年中グリーンな芝が楽しめるかも!
③人工芝を敷く
ええい!ノーメンテナンスで1年中ビッカビッカのグリーン芝がいいんじゃい!!
という方には、いっそのこと人工芝生もオススメです。☺
タイル状や絨毯タイプの人工芝を敷き詰める方法。
特に絨毯タイプ(ロールタイプ)は最近進化していて、見た目のプラスチック感が改善しているような!手触りもよくなっていて小さい子供が遊んでも安心そうです。
メリット
芝を刈る、雑草取りなど、メンテナンスの必要がなく、全面均一なグリーンをずっと楽しめる
デメリット
耐久性があってもいつかは劣化する。蒸れるとカビたり小虫が住み着きやすい。夏場の直射日光でかなり熱くなる。
昨今夏は40℃近くになるので裸足で人工芝を歩くのは熱くて危険なこともあるかもしれません。
お庭の日当たりや通気性など環境によって人工芝の向き不向きがあるとおもうので確認しておきましょう!
ホームセンターで良質な芝生を購入するコツ
ということで、我が家ではローコストを最重要視し、高麗芝を貼ることにしました!
ホームセンターで売られている芝はたいてい高麗芝。店頭ポップにも書いてありました。ここで購入時のポイントをいくつかメモしておきます。
芝生選びは大切!美しい芝生の庭を目指すためには、購入時から気を付けるべきことがあります~!
コツ①:ホームセンターで芝生が販売開始される時期を見逃すな!
芝生のマットは1年中販売されているわけではありません。野菜の苗などど同様に3月下旬頃~6月頭頃にホームセンターで販売されるようになります。
この、積み上げられていることに実は問題がある。。!
なぜかと言うと、店頭に販売されている芝生は、入荷当日なら新鮮ですが重ねられ放置されているうちに、どんどんと傷みます。生ものなんでしょうがないけどね~。。
なので、可能であればなるべく入荷して間もない芝生を買うようにしましょう。その方がこの後の吟味もしやすいかと思われます!
コツ②:芝生の束は購入前に慎重にチェック!
なるべく新鮮な芝の中から、ちゃんと根が活きている芝の束を選んでいきます。
これが意外と厄介。。見た目で分かりにくいんです((+_+))
例えば、青い芽がチョコチョコ出ているものは元気だと分かりやすいけれど、芝生の青い芽が出る前の時期で販売されているものは、見た目は枯れている状態なので冬枯れしているだけなのか完全に死んでいるのか、判断がしづらいのデス。
こればかりは素人目での目利きは困難。。💦
明らかに蒸れてしまいそうな下に積まれている束は選ばないようにすることと、少しでも新芽が見えている芝の束を優先し購入していきましょう。
コツ③:芝生の束はやや多めに購入しておこう!
ホームセンターで売られている芝の束は、ぱっと見で元気か死んでいるのか非常に判断しにくいデス。
結局、購入後しばらく様子をみていくしかありません。どうしても当たりハズレがあるので、芝は少し多めに購入しておきましょう!
季節ものなので後から追加で買おうにも終売、、ということもあり得ます。
そして我が家では、購入した芝の見極めをするために、いきなり庭に敷かず束を解いて1枚ずつ広げ数日間水やり&半日陰で休ませました。
束のままでは芝もストレスですよね。💨ひと手間ではあるが、休ませて英気を養ってもらうのにもオススメです!
1週間ほどすると生きている芝マットは新芽が出てきます。そして死んでいる芝マットは枯れたまま。けっきょく枯れてる芝マットは数枚あったので多めに買っておいて正解でした。
もし、ホームセンターで芝生が買い足せなくなってしまったとしても、ネットで買うことが可能!
自分で直接吟味することはできないけれど、産地から当日出荷・直送なので、すごく新鮮で青々とした芝生が届きますよ☆
ホームセンターで買った芝(高麗芝)を庭に敷く手順とポイント
芝生を庭に張る手順(簡単Ver)
それでは早速芝生マットを庭に敷いていきます!💪
庭の伐根作業を完了させ、芝を敷くエリアの整地を終えたら、早速芝を敷く作業のはじまり!はじまり!
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1土壌を耕す
芝生の根が張りやすいように、まずは地面をやわらかくホクホクにしていく。
雑草や小石も取り除く。
すぐに芝生を敷きたかったので枯葉剤は使用せず手作業で抜くことに。雑草取りは100円ショップでも売っている雑草抜き器がとっても役立った。
粘土質な土は根張りや通気性によくないので、振るいにかけながらサラサラにしていきます。手で拾いきれない小石も取れるので一石二鳥。
その後はレーキで地面を均していきます。
土をよく踏みならしてから表面をレーキで凹凸がでないようにすることと、水たまりができないよう全体的にこう配をつけて整地することもポイント。
レーキで均す時は、足跡がギュっと付かないように自作の“かんじき”みたいなものを履いた。
これは要らなくなった絵画用の木製キャンバスに穴を空けてゾウリみたいにビニール紐を通しているだけ。
すごい歩きにくいけれど(笑)終始かなり使えるアイテムだった!
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2目土(メド)を敷く
耕している時に気付くと思いますが、住宅地(もしかしたら関東に限るかもだが)に詰めている土はガーデニングを考慮してないので、整地した山土の場合が多く茶色の固い土であること多い。典型的な関東ローム層の粘土。(そして小石も多い!)
耕してフカフカにしたとはいえ、栄養は足りていない状態。
心配だったら芝生用の肥料を撒くこともオススメします。
我が家では一応ガーデニングをやっていた痕跡がある庭だったので肥料は省き、パーク堆肥をまんべんなく撒き、その上から薄く目土を撒き、芝生を撒いていった。(目土はケチった(;^_^A)
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3芝生を敷き詰める
芝生の敷き方はいろいろあるみたいだけれど、私はレンガみたいな組み合わせ方で芝をベタ張りで並べました。
芝生マットの裏面全部が土にしっかり触れるように意識して丁寧に1枚1枚はっていく。
そして芝生と芝生の隙間や周辺には目土をすり込んで、芝がめくれたりしないようにする。
この目土は意外と消費する。2袋くらい使ったと思う。
この作業もかなり時間がかかり根気がいるのだが、淡々とやっていくしかない。ガンバロウ!💪
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4仕上げ
芝生を敷き詰め終わったら、足で上から芝生をまんべんなく踏みながら残りの目土をバラーっと振りかけていく。
「芝生が泥だらけになっちゃうじゃん!」と心配になるけれど
これでいいんです! 不思議なことに。
あとは芝生が発根して土に根付くまでの2~3週間ほどは、毎日水やりをしっかりしましょう!
数週間後、芝は根付いてくれたようです。だんだんと草が青々としてきました~!🙌
自力で芝生敷き、大変だった事は?
大変だったこと、正直いっぱいありますー!!(笑)
芝生マットがホームセンターで売られる時期は5月前後ですので、芝生張り作業も5月に行います。グンと気温が上がる季節なので1日中外での肉体労働は疲れます。
ココがポイント
芝生張りは、梅雨入りの前までにやってしまおうネ!遅れてしまうと気温が暑すぎたり、根腐れしてしまうよ。
初めての芝生張りで大変だったことや、意外だったことをメモしておきまっす。
メモ
- やや多めに芝は買っておこう
- 予想以上に「目土」が必要(買い足した)
- 土壌改良は数日間を要する
- 作業中は熱中症に気を付けて!
芝生を買ったら、庭にペタペタ~♪、はい完了~🎵
ってイメージしていましたが、全然違います。芝生を貼る前段階の作業日数を含めるとおそらく2、3週間はかかっています。
そして、生ものを相手にしているのである程度のスピーディーさは意識しながらも、下準備が今後の芝生庭の仕上がりを左右するワケなので根気のいる作業工程こそ丁寧にする必要があると実感しました。
高麗芝(自然芝)のお手入れ方法
高麗芝は初夏から秋にかけて成長期になるので、根付くといきなりグングン伸びだします。我が家では定期的に芝刈りをしています。
始めはハサミで切っていたけれど腱鞘炎になりそうでお手上げ!早急に芝刈り機を購入!
芝刈り機は手動でコロコロするタイプとモーター稼働タイプがあるようですが、家の庭はそんな広くないしメンテナンスも楽そうな手動タイプの芝刈り機にしました。
コロコロしているだけでゴッソリ刈れます!芝刈りをするときは一方向のみではなく、縦横無尽にコロコロしていくことで一方方向に倒れてる芝もガッツリ刈れます。
さて、芝は地下茎も伸びるので、芝があるだけで雑草の定着はかなり抑えられますがそれでも隙間を見つけて生えてくるのが雑草根性ってやつです。
雑草は放っておくと芝生と戦ってしまうので見つけ次第定期的に排除していくことが大事。
雑草は手で抜くか、草削り・除草ホークを使ってこまめに抜き取ります。
日本は多湿。特に梅雨入りから真夏の間は芝生にとって過酷な時期です。どうしても一部が枯れてしまったり、日陰エリアは根腐れしてしまいポコッと土が丸見えになってしまう部分が出てきてしまいました。。
こんな時の為に、余った芝生は廃棄せずに庭の脇で育ててました。そこから切り取ってパッチワークみたいに貼り付けて修復。
余った芝生が無い時は、芝生の種を撒いてみるのもいいかもしれません。
- 夏~秋は定期的に芝刈りを行うこと
- 雑草はこまめに抜こう
- 芝生が蒸れないようにメンテナンスを心がける(芝生の上に物を置きっぱなしにしない等)
高麗芝を敷いてから1年後の様子
庭に芝生を敷いてから、1か月ほど経ちました。タイル状に目立っていた目土の境界も無くなりました!
そして数か月後にはこんなに青々としたお庭になりました~!
お庭の雰囲気が一気にステキになってうれしい✨✨
改めてビフォーアフターで振り返ってみると、、、!
ぜんぜん雰囲気が変わりましたね。頑張って良かったです!!(^▽^)/
庭を芝生にして感じるメリット
芝生貼りのDIYについてはサイトやYouTubeなどでたくさん紹介されていますが、どれもかなり手が込んでいました。必要な器具も沢山あるとあったのですが我が家ではコストをなるべく抑えたかったので最低限の器具と材料、工程で作業しました。
結果的にそれで十分問題なかったみたい!
多少のメンテナンスは必要ですが、やっぱり芝生のお庭は眺めもよくて癒されます♪
芝生お庭のおすすめPOINT
- 青々としていて癒される
- 庭の印象がグレードアップする
- レフ板効果で空間が明るくなる
- 長雨でも土壌が流されなくなった
- 雑草除けになる
- 庭でごろ寝できる
結論!ガーデニングやお庭を楽しむことが好きなら、芝生はオススメ!
女性でも芝生張りはできたので、皆さんの参考になったらうれしいです。
▼自力での芝生張りに自信が無い時は、プロの手を借りましょう~
【伐採グループ】芝生張り・伐採・剪定・草刈り・敷砂利も対応!