アイビーとは?
アイビーは、「ヘデラ(ウコギ科)」とも呼ばれるツル植物で観葉植物として人気。
長いツルが特徴で暑さや寒さに強いため枯れにくく繁殖力が旺盛。家の壁面や木に蔦を這わせて成長する。
葉の大きさや班の出かたなど様々なタイプのアイビー(ヘデラ)があります。
苗木の通販はもちろんのこと、花屋さんやホームセンターなどでもアイビーの苗はよく見かけます。手に入れるのは容易ですね。
アイビーの茎1本を育てるきっかけ
撮影の小物として、近所の道端に生えていたアイビーをちょこっと切ってきた。撮影は終わり、とりあえずアイビーをコップにポンと入れておきました。
過酷な撮影に付き合ってもらったアイビー、そのうち弱って枯れちゃうかなと思っていたらなんのその。予想以上の元気さ❢
特になにもしていないのに、グングンと成長していきました。
その様子があまりにも健気なので、面倒を見ることに!
まったく知識がないものの、とりあえず水は定期的に替え(水道水ですが)。そしてコップから水差しに移動。
すると根っこがどんどん大きくなっていき、1か月もすると茎もすらすらと伸びていきました。
さて、暑い夏も無事に越え相変わらず元気そうなアイビーさん。しかし、さすがに茎1本だけがひたすら長いのもなんだか不格好。。
ということでゆくゆくはハイドロカルチャーに植え替え(土を使わない「ハイドロボール」への植え替え)をするべく、まずはアイビーを増やすことに挑戦してみようと思います。
アイビーを「水挿し」で増やす
最初に言っておきます!私は植物を育てるセンス低めです。。そんな私でもできるか!今回は挑戦ですねw
アイビーを挿し木で増やすのは寒くなる前がいいそうなので、早速スタートさせます。(現在9月)
アイビーは切った所から根が出てくるそうなので、まずは勇気をだして長く伸びた茎の途中をカットしてみます。
ちなみに切り取った茎や枝は「挿し穂」と呼ぶのだそう。
アイビーを水挿しする場合は、次のものを用意します。
準備するもの
・増やしたいアイビーの株
・グラスなど水を入れる容器
・水
・ハサミ(できれば園芸用)
園芸用のはさみを持っていなかったので、キッチンハサミで代用。
容器はどんなものでもよいと思いますが、雑菌が繁殖しやすいプラスチック製のものは控え、ガラス製の方がよいでしょう。
水耕栽培用のオシャレな容器も売っていますよ。
水挿しの手順
次のような手順で水挿しを行いました。
手順
- 増やしたいアイビーの株から、10〜15cmほどの長さで茎を切り落とします。
- 茎の先端の新芽がついている部分を切りましょう。
- 茎の先端についている葉3〜4枚を残し、あとの葉は取り除きます。残した先端の葉が3cm以上ある場合は、1〜2cm程度になるようカットします。
- これを挿し穂とします。グラスなどの容器に清潔な水を入れ、挿し穂を挿します。
- 室内の直射日光の当たらない場所に置いて、1日1回水を取り替えて管理します。
先輩のアイビーと一緒に挿し穂も花瓶に一緒にいれました。10日〜2週間ほどで根が出るようです。じっくり観察していきたいと思います。
コツと注意点
挿し穂を作って育てていくにあたり、下記がコツになるようです。
ココに注意
- 挿し穂を作るときはよく切れる清潔なハサミでカットします。切り口を斜めにし、残す葉を少なめに。
- 特に水に浸かる部分には葉が残らないようにします。水の中に葉が入っていると腐りやすくなる。
新しい葉が出てきたら小さめのポットに植えかえる予定。さし穂の成長が今から楽しみです!
水差しで育てはじめてから1年後
育てるといっても、水(しかも水道水)をたまに替えたり、ちょっと液体肥料を与えたりするくらいのことしかしてないのです。たまに水をあげ忘れる日もありました。。w
それでもアイビーは枯れることなく水耕栽培のまま生きています!
水耕栽培をはじめてから10ヶ月ほど経ったタイミングで、あまりにも茎が1本長く伸びすぎたので思い切ってばつんバツンと切ってみました。
今年の夏は暑かったせいもあり真夏は一時葉っぱの元気が無くなりましたが、液体肥料を与えたり風通しの良い場所に移動させるなどしてなんとか乗り切りました。
葉の元気がない時でも根っこの方は元気でした。
こんなにずっと水につかりっぱなしなのに本当に元気なのが不思議。植物の力に感心します。
1年経ち、秋になりました。1年前からある葉っぱは少し枯れ始めてきました。新陳代謝でしょうか。その代わりに小さい新しい葉が少しづつ出てこようとしています。
そして上の方へ伸びているもう1本の茎も元気になってきました。少しづつバランス良く成長していってほしいな。
まだまだアイビー水耕栽培は続きます!