いつかワインエキスパートの資格をとりたいと思っているのですが、調べてみると難易度高め。日本酒の利酒師も興味しんしんなのですが、どちらも醸造酒の資格になります。
蒸留酒の資格ってあるのかなぁ、とふと思って調べてみたら、なんとウイスキーの資格というのがありました。(いろいろあるんですね~(・o・))
そして、初心者向けの3級は合格率90%以上らしい!ちなみに3級の試験料は4,000円、気楽に受けれる費用感ではないか♪
最近ウィスキーの美味しさに目覚めたところだったので、まずはウィスキー検定3級を受けてみよう!ということになりました。
ウィスキー検定の概要と試験申し込み方法
ウイスキー検定とは. ウイスキーをもっと知り、もっと楽しむための知識を問う試験。
ウイスキー文化研究所(旧スコッチ文化研究所)が認定しているウイスキー検定は、3級かあるいは2級から受けられます。講習は実施しておらず、テキストを購入して勉強。
ちなみに、1級が受験できるのはこれらに合格した人のみらしい!
マークシート択一形式の検定なので、比較的気軽に挑戦できる内容ですね。現在は2月と9月の年2回試験を実施しています。
メモ
試験の申し込みはウイスキー文化研究所公式サイトからweb申し込みします。
検定の申し込みはコチラ受験料はコンビニ支払とクレジット決済が選べます。
ちなみに全問正解(満点)を達成した方にウイスキーのボトルを1本プレゼントしてくれるらしい!😆
各級の賞品はこちらをチェック!
テキストや教本ってあるの?
英検のように専用のテキストや教本があると一番わかりやすいのですが、明確に記載はありませんでした。
でもよく調べていくと、下記書籍がテキストになっていました。Amazonで普通に買えます。
購入必須の公式テキスト
新版 ウイスキー検定公式テキスト
「ウイスキー検定」、3級、2級、1級などに完全対応! 受験者必読補書。
ウイスキー文化研究所/土屋守代表が、自ら訪れて得た蒸溜所の情報を元に本書を監修。試験対策としてだけでなく、純粋にウイスキーの読み物としても楽しめます。
ポイント
ウイスキーの定義や原料といった基本に始まり、製造工程、世界5大ウイスキー(スコッチ、アイリッシュ、ジャパニーズ、アメリカン、カナディアン)の歴史や蒸留所の紹介など、ウイスキーの基本をあますところなく説明。ウンチク満載のコラムも多数収録♪
新版では、情報の刷新はもちろん、新たに50カ所以上の蒸留所情報を追加し、爆発的に誕生しているクラフト蒸留所についても加筆され、大幅ボリュームアップ!
補足資料としておすすめな書籍
これは試験用のテキストではないけれど、プラスαで一緒に読んで楽しかった本を紹介します。公式テキストはモノクロ印刷なので、やっぱりカラー写真見たくなるのです。お酒の色やラベルデザインの色が分かると理解力が深まりますね。
ウイスキー完全バイブル
教科書にプラスする資料集って感じの立ち位置でしょうか☆トリビア本です。オールカラーで写真満載。ウイスキー初心者にも楽しい1冊!
ポイント
ウィスキーの歴史、製造法から、ジャパニーズ/スコッチ/アメリカン/アイリッシュ/カナディアンウィスキーの初・中・上心者別向けオススメ銘柄の紹介、ウィスキーカタログと評価、蘊蓄、さらには蒸留場の地図上での位置等まで豊富な写真と図柄で詳細に解説されています。
Pen (ペン) 「いま飲むべき一本を探して、 ウイスキーを めぐる旅。」
私の好きな雑誌Penでは度々ウィスキー関連の特集が組まれているのですが、特にこの特集は写真も綺麗で読んでいて楽しめる。
ポイント
kindleでも読めるので、通勤中や出かけた先でも気軽に読める。たくさんの情報が詰まっているというわけではないけれど、ページ組みが凝っているのでめくっていて楽しい内容です。
酒屋さんやバーに行くと、どうしても飲んだことのある安心&安定のボトルをオーダーしてしまうこと、誰でも経験あると思いますが、この本を読めばそのスパイラルから脱却できるかも!
試験までの道のり
3級試験は、ウィスキーが好きでウィスキーの基礎知識を持つ方を対象とした初級レベルの試験です。問題はマークシート方式で、100問中60問以上正解であれば合格!
試験勉強は基本テキストの熟読です。まずは気合いを入れて読んでいきます。
私の勉強方法が他人にも向いているかは不明ですが、とりあえずやったことを書き記しておきます。
とにかくテキストを読む
公式テキストは全ての級の内容で構成されており、3級は1章のスコッチの内容を中心に出題されるとのこと。
本の1/3を熟読すればいいってことか。(時間はあるし案外楽勝!?)
とりあえず最低3回は読み返す!を目標に、1回目は流し読み、2回目以降は要点らしきポイントにマーカーをつけました。ここでしばらく時間が空いて3回目はややダラダラと読んでしまったがなんとか完了。
テキストに飽きたら資料集をパラパラ読む
テキストはモノクロで文字が多いので、どうしても飽きてきてしまう。(あれ、ウィスキーってもっと洒落たイメージだったはず??)とふと我に返り、ウィスキーの写真を楽しみながら勉強したくなった。
雑誌の特集やウィスキー完全バイブルに目を通しながら目の保養♪
小瓶のウィスキーを買って、飲み比べをしてみる
といっても、写真ばかりみていても味の特徴を文字で読んでいても、なーんだかピンと来ないもの。だってなにせ私はほとんどウィスキーの味を知らないのですから!(当初はようやくスモーキーフレーバーが何なのか気付いたレベル)
というわけで、やっぱり舌で体験しないとね!ということで身近なことから初めてみました。
■身近な詳しい人にウィスキーのことを教えてもらう
あと、よく行くワインバーで店員さんにウィスキー検定を受けることを相談したところ、特別に飲み比べセットを見繕ってくれました。特徴的なものを5種ほど試飲したことで一気に理解力UP!やはりプロから直接教えてもらうのが一番なのね。
常連のウィスキー好きのお客さんからも情報収集をしたりと、こういった時間がテキスト読んでいるよりやっぱり楽しいぞ!
試験直前から当日
そうこうしているうちに、試験前々日になりました。この時点で、実はまだ過去問に全く目を通しておりません。(ほんとはイケナイ)
公式テキストを熟読しておけば受かるだろうと思っていたからです。ところが2日前の夜公式サイトに掲載されている1つ前の過去問をやってみたところなんと50点ほどの出来栄えだったのです。。!
想像以上に引っ掛け問題や、「え?これどこに書いてあった?」みたいな細かい内容が出題されているんですねー。
というわけで、"懐かしの一夜漬け”を実施(笑)!
過去問を購入してなかったので、このDLできるたった1つの過去問の間違えた部分を集中チェックし問題の出方を分析。
・過去問は買っておくべき
・試験対策の時間は余裕をもっておこう!
試験って、必ず出題のクセがありますからね。テキスト熟読だけで合格できるなんてウソではないけど。。やっぱりテキストだけでは無理~!w
3級合格!とその傾向
そんなこんなで、やけに直前でバタつきましたが試験は無事に終え(うーん。自信があるようなないような。。)という肌感で終了しました。
そして、すこし忘れた頃に結果が郵送され、、、、めでたく合格しましたーーーー!!!!(感激)
同封されていた資料を読んでいたら合格率【1級17.3% 2級23.7% 3級60.8%】と記載あり。3級の合格率9割って最初聞いていたのにめっちゃ合格率低いやん!
余計に合格したことの喜びを噛みしめる私なのであった。
郵送されたのは、このピンク色の「認定証書」と雑誌やチラシなどでした。
お目当ての合格者特典「認定バッジ」は別途公式サイトから購入する流れになります。
バッジの購入には合格認定番号(半角)が必要
私は、この認定番号がどこに記載されているのかよく分からなかったので、サイトから問い合わせ。名前・生年月日・受験した級を問い合わせフォームから送れば、教えてくれます。
あとがき
日常生活にありながら、いざ「どんなお酒?」と聞かれると、「ほら、あれ!あれ!ロックで飲むやつでしょ?」みたいな感じになって、きちんと答えられないことってけっこうありますよね。^^;
資格って、必ず勉強するので自ずと知識が定着するもの。試験後にバーに行ったら、見えてくる景色が変わってくるかも!
「ウイスキーがお好きでしょう~♪」って鼻歌うたっちゃうかもw
ちなみに3級の有資格者は現在2915人で、合格率は90%以上とのこと。
ウイスキーファンやウイスキーに目覚めた皆様、ぜひ一緒に受けてみませんか?!
ウィスキーが楽しくなるおすすめのお店
ウィスキーがずらっと本棚に並んでいるすてきなお店♪ 紳士なスタッフが優しく教えてくれるので新しい発見もいっぱいできる。
TOKYO Whisky Library