レビュー 写真のはなし

Kodakフィルムを気軽に堪能できる使い捨てカメラ「FunSaver(ファンセーバー)」の特徴と作例を詳しく紹介!

現在購入可能な「使いきりカメラ(レンズ付きカメラ)」を紹介した記事にも載っているKodak(コダック)の使い捨てカメラを実際に使ってみました。

Kodak(コダック) ファンセーバー フラッシュ800 27枚撮
KODAK

今回は、実際に「FunSaver」がどのように写ったのかを、馴染み深いスマホ写真と比較しながら分かりやすく書いていきたいと思います。
どの使い捨てカメラが一番自分の好みに合っているのか購入で悩んでいる方の参考になれば嬉しいです!

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Kodak(コダック) FunSaver レンズ付フィルムの性能と特徴

今回はレンズ付きフィルム「FunSaver」の性能と特徴を説明していきます。

■Kodak Funsaver 27枚撮 レンズ付フィルムカメラ

箱やカメラの裏面には英語+他言語で説明が書かれていて一瞬身構えてしまいますが、使い方は「写ルンです」と同じなので大丈夫。

カメラの裏面

カメラの見た目はイエローとレッドのデザインでとってもPOP。「写ルンです」よりちょっぴりオシャレにみえるので、持ち歩くのが楽しくなります。
コートやジャケットのポケットにもすっぽり入るし、とても軽いのでお散歩撮影やスナップ撮影がグッと気軽に楽しくなりますよ!

スペックは以下の通り

フィルムISO 800カラーネガ/(C41処理)
撮影枚数27枚
レンズf=31mm F=9 プラスチックレンズ1枚
シャッタースピード1/120秒
撮影距離範囲1.2m~3.5m
ファインダープラスチックファインダー
フラッシュ内蔵フラッシュ(長押しながらON)
Kodak(コダック) ファンセーバー フラッシュ800 27枚撮
KODAK

コダックファンセーバーにはISO800のフィルムが入っているので一般的なISO400フィルムが搭載されているレンズ付きカメラより、屋内も屋外も楽しく撮影がしやすいのがポイント。

具体的にどのフィルムが搭載されているのかは記載がありません。
KodakのカラーネガフィルムでISO800のものは現時点でUltramax 800 になるのだが、これが入っているのだろうか。(ポートラが入っていたらすごく嬉しいけれどそんなわけないよねw)

現像発色は彩度とコントラストがやや高めで、Kodakというと淡めな写りが特徴と言われますが、そういった特徴はあまりなく、Kodakにしては珍しいシャープな描写です。青みが強いところはKodakらしく、総合的には「Kodak Ultramax」シリーズのフィルム描写にとても近いかな。

写ルンですより高感度フィルム&値段も同じなのは嬉しい。(※購入時にカメラのキタムラ実店舗で確認した金額になります。)

 

Kodak(コダック) FunSaverで撮影した作例

FunSaverのカラーネガフィルムはコントラストがやや高めでとくに青色の発色が特徴的。ISO感度高めのフィルムが入っているので、ハイキーで青みのあるテイストが好きなら特におすすめです!

夕暮れの写真は、フィルムの性能ギリギリの時間帯ですがなんとか写ってくれました。ただしフィルムの特性で夕日の赤み・オレンジ色は飛んでしまい写りませんでした。夕日の撮影にはあまり向いていないかも。

 

全体的に青や緑の色味はややシアン寄りになります。暗い場所で撮影するとシャドウ部にもシアン寄りの青色が被ります。あと、シャドー域に粒子が多く乗ります。

焦点距離はざっくりと1.2mくらい離れたほうが良いです。カメラの裏面にも描かれている通り、被写体から1.2m~3.5mが撮影距離範囲になります。
この撮影距離範囲とは、ピントが合いやすいエリアの目安ということになります。

上記の写真でもわかる通りちょうど運よくその距離感にあった被写体はかなりピントが合っているようにみえます。

1.2mってどれくらい?

さて、1.2mっていきなり言われても??となった方へ。
両手を広げた幅がだいたい自分の身長と同じという目安があるのでかるく参考にしてみてください。
(小学2~3年生くらいの子供の平均身長もだいたい1.2mくらいだと思います。)

その他、撮影した写真をUPします。

 

Kodak(コダック) ファンセーバー フラッシュ800 27枚撮
KODAK

 

「Kodak FunSaver」で撮った写真とスマホ写真でテイストの違いを比較!

「フィルムカメラで撮影した写真は味があるよね~」なんてよく言いますが、具体的にどんな部分が違うのかイマイチ分からないということもあるのではないでしょうか。
確かにフィルムメーカーごとに色味の特徴があることや、コントラストがやや高めに仕上がることがフィルムの特徴というのはなんとなくイメージが付くと思うのですが、実際なにがどんな風に特徴的なのかはフィルム写真1枚見ただけではわかりにくいもの。

今回は同じ場所を、皆さんお馴染みのスマホ(iPhone)でも撮影して、デジタルカメラとの仕上がりの違いを比較してみたいと思います。
何故デジカメでなくスマホを選んだかというと、最も普段使いとして皆さんが慣れている機器であろうという点と、スマホで撮影した画像は肉眼で見ている明るさや色味で撮影しやすいからという点です。

※スマホで撮った写真は無補正です。

■スマホで撮った写真

パンフォーカスで全体的にピントが合っている。夕方の斜光で撮影しているのでゾウの遊具がやや暗くなっている。後ろの日陰の植木もシャドウ部はやや潰れている。

■FunSaverで撮った写真

スマホ写真と比較するとピントが全体的にぬるい。ISO800フィルムのおかげで実際肉眼で見ている時より全体的に明るく写っている。そのためゾウの遊具はやや白飛びしており、空の雲も飛び気味。

■スマホで撮った写真

日中の午後撮影。柑橘の木と空は実際目で見た明るさとほぼ同じに写っている。自動ISO感度調整ができているおかげで多少の逆光でもハイライト&シャドウがどちらも綺麗な諧調になっている。

■FunSaverで撮った写真

スマホ写真より明るく写っている。そのため雲のテクスチャーは白飛びでほぼ無い。空の青さは実際よりシアンが強い水色に。葉っぱの緑色も明るくシアン寄りのグリーンで全体的にライトな表現になる。

■スマホで撮った写真

木立の中にある神社の狛犬(狛兎)を撮影。かなり薄暗い環境だが、カメラの自動調整のおかげで実際の見た目よりやや明るく写っている。

■FunSaverで撮った写真

ISO800でも難しい暗さなので狛犬はほとんど黒潰れしており、背後の木々もつぶれがち。全体にも言えるが、背後の逆光部分のハイライトもシアン調に青みがかっている。

■スマホで撮った写真

八重桜をスクエアで撮影。ハイライトとシャドウがくっきりと写っており花のピンク色も濃い。

■FunSaverで撮った写真

被写体との距離が1M未満のため、手前の花や葉はピンボケに。その代わり奥の方の桜にはピントがややあっている。色調がシアン寄りになることで花の赤みが抜けて白っぽく写る。

 

どうでしょうか。これでKodakファンセーバーに搭載されているフィルムの特徴が分かりやすくなったのではないでしょうか。
ISO800フィルムのおかげで「写ルンです」などISO400フィルム搭載の使い切りカメラよりかなり明るく撮れるのは良いポイントですね。
Kodak特有のシアンっぽい青みも楽しめます。その代わり、赤系の色表現はあまり得意ではありません。赤色をしっかりと出したいなら「Agfa LeBox Flash」がお勧めです。

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その他、まず違うのは縦横比の違い。35mmフィルムの方がiPhoneの写真より横長の長方形ですね。
このようにして並べてみると、スマホやデジカメの性能の凄さに改めてびっくりします。こちらが何の微調整をしなくても自動でピントや感度を合わせて撮ってくれるのですから!

でもその反面、心象的なイメージや優しい雰囲気で撮影することは難しいかもしれません。そういう点になるとレンズ付きフィルム(使い捨てカメラ)の方が長けているといっていいでしょう。

レンズ付きフィルム(使い捨てカメラ)のオススメPOINT

    • ピントが甘くなるので優しい印象の写真が撮れる
    • コントラストがやや高めの写真が撮れる
    • ネガフィルムの特性を生かして、実際と違う色味に仕上げられる
    • 直ぐに結果を確認できないので仕上りを想像しながら撮影する楽しさがある

 

「FunSaver」のデメリット部分

お散歩スナップがとっても楽しくなるファンセーバーですが、気になる点もいくつかありました。
ただし事前に分かっておけば問題ない内容ですので、ポイントをメモしておきます。

 

難点:フラッシュが使いにくい

搭載されているフラッシュの機能がやや分かりにくい。
ファンセーバーは「写ルンです」や「Agfa LeBox Flash」と違って、フラッシュのボタンを押しっぱなしにしないフラッシュが起動しません。
その為、指の映り込みに注意が必要なのと、不自然なカメラの構え方になるので指がややツリそうになります(汗)。
フラッシュを使った撮影が好きな方には注意ポイントになります。

 

難点:フォーカスレンズの歪みが激しい

ファインダーが「写ルンです」や「Agfa LeBox Flash」と比較するとすごい歪んでいます!最初びっくりしました。

商品によってバラつきがあるのか?と思ったのですが、購入した「Kodak FunSaver」全てが今のところファインダーレンズの周辺が歪んで写ります。
ただ、これも慣れれば「まぁ、味かなw」という気分になってくるし、そもそもこのカメラで厳密な撮影をするってわけでもないのでプラスチックレンズの味ということにしてこのゆるい世界観を楽しみましょう♪

 

「写ルンです」と「FunSaver」お値段の差は?

「Kodak FunSaver」のお値段は現在1,300円台。
写ルンですのシンプルエースは現在1200~1300円台なので、比較してみると本体価格に大きな違いはありません。

Kodak(コダック) ファンセーバー フラッシュ800 27枚撮
KODAK

そして、これに現像代も加わると写真が仕上がるまでのコストは2800~3000円程になるので、デジカメで撮影するよりは無論お値段は張ります。
こうやって考えると正直なところ常用するには難しい価格帯になってしまいますが、プラスチックレンズのぬるい描写の雰囲気はデジタル加工では意外と再現が難しいので
気分を変えたい時や、レンズ付きフィルムの雰囲気を楽しみたい!という時にはとてもオススメな使い捨てカメラだと思います。

 

Kodakから様々な35mmフィルムでレンズ付きカメラの味わいが表現できるM35登場!

レンズ付きカメラを使い始めると、その独特でキッチュな雰囲気にハマってしまう人がかなりいます。
なんでも高解像度に写せてしまう機器に溢れている昨今こそ、この曖昧な写りの写真に癒されるのかもしれませんね。

レンズ付きカメラを色々試していくと、他の35mmフィルムでもプラスチックレンズの味わいで撮影をしてみたい!と思うことありませんか?
そんな方に朗報!
コダックから、「KODAK M35 フィルムカメラ」という商品が登場しています。

フィルムを交換して繰り返し撮影ができる、プラスチックボディのフィルムカメラなのです。
これならフィルムカメラ使用者に人気の高い35mmフィルム「Kodak PORTRA」などでもふんわりした写真を撮ることができるんです♪
外見も可愛くてテンション上がりますね。是非お試しあれ!

 

フィルム付きカメラで撮影を失敗しないためのワンポイントアドバイス

 

撮影するときのワンポイント!

インスタントカメラは失敗作も楽しみのうち。でもなるべく失敗は減らしたいものです。

ココに注意

      • ピントが合う範囲は1m~無限。接写はボケます
      • ISO感度は低め・固定なので室内では目視より暗く写る
      • フラッシュが届く範囲は1~3m

使い捨てカメラに内蔵されているフィルムは最初全てがカメラの中に出ており、撮影し巻き上げるごとにパトローネという缶に帰って行く方式になってます。そのため残数のカウンターも27、26、25・・・と大きい数字から下がっていきます。
巻き上げの具合によって表示がややズレることもあるので、ラスト2~1枚のカウントダウンに入るとドキドキすることも!それも楽しみのうちですね。

実際、27枚撮影したつもりだったのに現像されたのはアレ?24枚??なんてことはよくあります。

では私の失敗事例をいくつか紹介しながら気を付けるポイントを紹介します!

暗い室内でフラッシュを焚きお人形(momokoドール)を撮影。被写体に近寄り過ぎているためピントが全く合っていない。被写体から1.2m離れるは忘れずに!

巻き切った最後の1枚。右脇のフィルムが足りずにオレンジのラインと白飛びが入っている。フィルム残数が少なくなってきたら、ちゃんと取れない可能性大。

 

カーテンを閉めた電灯のついていない室内での1カット。何が写ってるのか全然わからず(汗)。

うっかり右上に自分の指が映り込んでしまった。。無念。焦らず撮影しよう!

飛び立つシロサギを撮影。シャッタースピード1/120では被写体の速さに追い付かないため、ぬるい写りになっている。あまり動きの速い被写体を撮影するには適していない。

 

日頃スマホ撮影に慣れきってしまっている我々、なにか写真を撮りたいときに動かすのはカメラやレンズ機能のことが多いと思いますが、使い捨てカメラは細かい機能がないので自分が近づいてみたり、離れてみたりと積極的にポジションを変えながら動いていく必要があります!
これぞ撮影の醍醐味!身体を動かしながら撮影を楽しみましょう♪

 

持ち運びするときのワンポイント!

すっかりデジタルカメラやスマホに慣れてしまった現代、フィルムカメラからデジカメへ移行した方でも「?」となることあると思います。改めて、フィルムカメラのフィルムを扱う際の注意点をまとめましたので、事前にチェックしておきましょう。

飛行機などをご利用の際は、手荷物として客席に持ち込むことをおすすめします。

預け入れ荷物に未現像フィルムを入れると荷物検査などで強いX線照射を受けて感光してしまう影響が出る場合があります。詳しくは各空港でご確認ください。

開封後はなるべく早く撮影し、現像にお出しください。

フィルムはデジタルデータと違って“生もの”みたいなものです。落としてショックを与えたり、内部に水や砂が入った場合、温度管理・湿度管理をしないと綺麗に現像できながったり、変色してしまうことがあります。これは使用済みであっても同様。
もちろん有効期限外の商品を使用する場合でも上記のとおり正規の色や質に仕上がらないことがあります。あえて古いものを使いたいという実験でない限りは有効期限以内に使用しましょう。

現像料金が別途かかります。


仕上がった写真として手元にくるまでにかかるコストにはフィルム代の他に現像料金があります。撮影が終わったフィルムを現像屋さん(DPE店)に出す費用です。
ヨドバシカメラやビックカメラなどだと翌日には仕上がることが多く、値段は相場としてフィルム1本あたり現像600円+データ化500円。1100~1200円くらいかかると思っておくとよいでしょう。

 

使い切りカメラの現像は「カメラのキタムラ」が高コスパでおすすめ

使い切りカメラの撮影が終わったら早めに現像に出しましょう。カメラごと現像サービスを行っている店舗に持っていきます。(自分でフィルムをカメラから取り出す必要はありません。というかいじらないようにしましょう!)
使い切りカメラの中に入っているフィルムはネガフィルムと呼ばれるタイプ。



現像するだけなら料金は700円程で、これにプリントやデータ転送、CD焼き込みなど希望のアウトプット方法に対して別途料金がかかります。
わたしはよく近所の「カメラのキタムラ」を利用していますが、現像料金720円(税込792円)にプラスしてスマホ転送(データ化)を依頼します。
フィルム1本につき800円で簡単に自分のスマホにデータを転送できるし、なんと保存用にCDデータももらえるので超お得&安心♪

キタムラでかかる料金は、現像とスマホ転送がセットで1,520円(税込1,672円)

スマホ転送される写真データはSNSアップやメール添付されることを予想しているので、ファイルサイズが500~800KB程度とリサイズされています。容量を食われることもないので有り難い。

インスタントカメラで楽しいお散歩写真、はじめましてみませんか!?

▼現在販売されている各メーカーのレンズ付きフィルム(使い切りカメラ)を一挙紹介中!

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